アフターピル(緊急避妊薬)は公的保険がきかない自由診療で、どこで手に入れるかによって総額が変わります。2026年2月からは一定の要件を満たす薬局で処方箋なしでも買えるようになり、市販版ノルレボは1錠7,480円・レソエル72は1錠6,930円(いずれも税込・目安)。オンライン診療は薬代・送料・システム使用料の合計でおよそ9,000〜18,000円、対面のクリニックは診察料込みで1万〜2万円が目安です。値段だけでなく「何時間以内に飲めるか」も同じくらい大切なので、早さと総額の両方で選びましょう。
1入手先別の総額を比較(2026年6月時点)
アフターピルの値段は「薬そのものの価格」だけでは決まりません。診察料・送料・システム使用料まで含めた総額で比べるのがコツです。下の表は入手先ごとの目安です。
| 入手先 | 飲める薬 | 総額の目安 | 受け取り | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 薬局(市販) | ノルレボ/レソエル72 | 6,930〜7,480円 | その場で服用 | 対応薬局のみ・本人購入のみ |
| オンライン診療 | ノルレボ/後発/エラワン | 約9,000〜18,000円 送料・手数料込み | 最短当日〜翌日 | 24時間・人に会わずに完結 |
| クリニック(対面) | ノルレボ/エラワン/ヤッペ法 | 約10,000〜20,000円 | その場で受け取り | 診察料が別途かかる |
| 個人輸入 | 海外製の薬 | 数千円 | 1〜2週間 | 偽造品のリスク・推奨しない |
2薬局で買う場合の値段(2026年2月から処方箋なし)
2026年2月2日から、一定の要件を満たす薬局では処方箋なしでアフターピルを対面で買えるようになりました(要指導医薬品としての販売)1。
3オンライン診療の値段
オンライン診療の総額は「薬代+システム使用料+送料」で見ます。スマホで完結し、最短で当日に届くのが強みです。下は一例です。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 72時間タイプ(ノルレボ系) | 8,800円〜(税込) |
| 120時間タイプ(エラワン系) | 16,500円〜(税込) |
| システム使用料 | 3,630円前後 |
| 配送料 | 825円〜 |
サービスによって薬の種類・送料・手数料が異なり、総額はおよそ9,000〜18,000円に収まることが多いです。後払いやコンビニ決済に対応していれば、手元に現金がなくてもその場で申し込めます。
4クリニック(対面)の値段と薬の種類
対面のクリニックでは、薬代に加えて診察料が別途かかります。飲める薬の種類で値段の幅が出ます。
| 薬の種類 | 総額の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ノルレボ(先発) | 約10,000〜20,000円 | 72時間以内・実績が長い |
| レボノルゲストレル(後発) | 約6,000〜10,000円 | ノルレボと同じ成分の安い版 |
| エラワン(ウリプリスタール) | 約10,000〜20,000円 | 120時間以内まで使える |
| ヤッペ法(中用量ピル) | 数千円 | 安いが吐き気が出やすく、今は第一選択ではない |
ヤッペ法はプラノバールなどの中用量ピルを使う古い方法で、価格は安いものの吐き気などの副作用が出やすく、避妊の確実さも新しい薬に劣ります。費用を抑えたい場合は後発のレボノルゲストレルが現実的な選択肢です。
5なぜ保険がきかないのか
緊急避妊は病気の治療ではないため、公的医療保険の対象外で全額自己負担(自由診療)になります。これが、同じ薬でもクリニックごとに値段に差が出る理由です。保険証は使えませんが、その分どこで受けるかを自分で選べます。
6値段を安く抑える4つの方法
7よくある質問
参考文献
- 厚生労働省「緊急避妊薬の調剤・販売について」 mhlw.go.jp
- PMDA 医療用医薬品 ノルレボ錠1.5mg pmda.go.jp
- Centers for Disease Control and Prevention (CDC). "Contraception." cdc.gov
- Trussell J. "Contraceptive failure in the United States." Contraception. 2011;83(5):397-404. PubMed
