結論
外だしの「失敗しやすさ」自体は年齢で変わらず、実際の使い方では1年間で約22%が妊娠します1。ただし実際に妊娠するかは妊娠しやすさ(妊孕力)で大きく変わり、1周期あたりの自然妊娠率は20代で約25〜30%、40歳で約5%、45歳で約1%まで下がります3。閉経までゼロにならないため、年齢に関係なく避妊が必要です。
1外だしの失敗率は年齢で変わらない(約22%)
外だし(膣外射精)が「失敗しやすいかどうか」自体は年齢では変わりません。実際の使い方では1年間で約22%、つまり5人に1人が妊娠します1。抜くタイミングのずれや、射精前のカウパー液(我慢汁)に精子が混じることが原因で、何歳でも起こります。
外だし
約22%
コンドーム
約13〜18%
低用量ピル
約7%
避妊なし
約85%
数値は1年間の妊娠率の目安。出典:CDC/Trussell 2011
2妊娠する確率は年齢で大きく変わる
「精子が入ったときに実際に妊娠するか」は年齢で大きく変わります。卵子の数と質が減るためです。
20代
約25〜30%
30代前半
約25〜30%
35〜39歳
約18%
40〜44歳
約5%
45〜49歳
約1%
50歳〜
ほぼ0%
| 年代 | 1周期あたりの自然妊娠率 |
|---|---|
| 20代 | 約25〜30% |
| 30代前半 | 約25〜30% |
| 35〜39歳 | 約18% |
| 40〜44歳 | 約5% |
| 45歳〜 | 約1% |
| 50歳〜 | ほぼ0% |
POINT
20代は1周期で約4回に1回、40歳では約20回に1回、45歳では約100回に1回。35歳を境に下がり方が加速します。
3外だしのリスクは「使い方の失敗×妊娠しやすさ」
外だしの妊娠リスクは「方法としての失敗(約22%・全年齢共通)」と「その年齢の妊娠しやすさ」の掛け算でイメージできます。若いほど危険が大きく、高齢でも妊孕力が残ればゼロにはなりません。
4妊娠したかも、と思ったら
心当たりがあれば、性交から72時間(種類によっては120時間)以内のアフターピルが選択肢です。早く飲むほど妊娠を防げる確率が上がります。
24時間以内
早いほど高い
72時間以内
一般的な目安
120時間以内
薬による
イメージ図。種類により使える時間は異なります。出典:CDC
5よくある質問
Q
40代でも外だしで妊娠した人はいますか?
編集部
います。40代前半は1周期あたり約5%の妊娠しやすさが残り、外だしは不確実なので妊娠例はあります。
Q
若いほど外だしは危険ですか?
編集部
妊娠しやすさという点ではそうです。20代は約25〜30%と高く、同じ外だしでも可能性は高くなります。
6まとめ
外だしの失敗率(約22%)は年齢で変わりませんが、実際に妊娠するかは20代で約25〜30%、40歳で約5%、45歳で約1%(1周期あたり)と下がります。それでも閉経まではゼロにならないので、年齢に関係なく避妊を。
参考文献
- Centers for Disease Control and Prevention (CDC). "Contraception." cdc.gov
- Trussell J. "Contraceptive failure in the United States." Contraception. 2011;83(5):397-404. PubMed
- 日本生殖医学会「生殖医療Q&A」 jsrm.or.jp
- American Society for Reproductive Medicine (ASRM). "Age and Fertility." reproductivefacts.org
